今日は大晦日
2012年 01月 22日
明日は旧暦のお正月ですね~
私はどちらかというとこちらのほうが新年!という感じがしているのですが、ということは今日は大晦日ということになるのですが
(^^)
最近、とってもうれしいプレゼントをいただいたとき、
『いつも生かされ 愛されていること。
あたりまえであり、あたりまえでないこと。
全て神様の大いなる愛があってこそ。』
とメッセージが添えられてありました。
そのとき、家族って、あたりまえであってあたりまえでないな~と感じました。
そう感じてみると、そこにいてくれていること、ただそれだけでもありがたくて、泣きそうになりました。
今日はこれから美味しいものを持って、両親のところでまったりしようと思います~♪♪♪
最近読んで、心がほのぼの温かくなったお話がいくつかあります。
みなさんも鍋を囲んであったかい大晦日をお過ごしくださいね。
【 プロポーズ 】
「魂が震える話」より
00526431s@merumo.ne.jp
(空メール送信で登録♪)
僕のおじいちゃんは、某有名大学出身でとても頭も賢く、運動神経も抜群で、
小さい頃はよく勉強やスポーツなど、色々とおじいちゃんに教えてもらっていた。
しかし、今はおじいちゃんに勉強を教えてもらっていない。
正確に言えば、教えてもらう事が出来なくなってしまった・・・。
僕が高校2年生になった頃、
おじいちゃんは認知症になってしまったのだ。
今では僕の事も、実の娘の僕の母親の事も分からなくなってしまって、
いつも僕たちに「はじめまして」とあいさつをしてくる。
唯一、奥さんである僕のおばあちゃんの事は分かっているみたいだったけど、
ここ最近になって、おばあちゃんの事もわからなくなってしまった。
しかし、おばあちゃんは毎日笑顔で懸命におじいちゃんの世話をしていた。
今年の年初め、
家族みんなで集まって家でごはんを食べようとなり、久々に家族全員で集まる事になった。
家族の誰一人分からなくなってしまって、
とても緊張をしているおじいちゃんに、
おばあちゃんが笑顔で家族のみんなを紹介していった。
すると、
いきなりおじいちゃんは真剣な顔をしておばあちゃんに話し出した。
「あなたは本当に素晴らしいお方だ。
いつも素敵な笑顔で僕に笑いかけてくれる・・・
あなたが笑ってくれたら僕はとても幸せな気持ちになれます。
もし、独り身ならば僕と結婚をしてくれませんか?」
家族全員の前でのプロポーズだった。
2回目のプロポーズに、
涙をぽろぽろこぼしながら、
おばあちゃんは笑顔で「はい。」と答えた。
【 妖精 】
ある男性
2010年2月
俺には妹がいるんだが、これが何と10も年が離れてる。
しかも俺が13、妹が3歳の時に母親が死んじまったんで、俺が母親代わり(父親は生きてるからさ)みたいなもんだった。
父親は仕事で忙しかったから、妹の世話はほぼ俺の担当。
飯食わせたり風呂入れたり、つたないながらも自分なりに一生懸命やってたと思う。
妹が5歳の時のこと。
保育園に妹を迎えに行ったら、なぜか大泣きしてやがる。
その日、お遊戯会の役を決めたんだが、妹はやりたかった役になれなかったらしい。
まあそれは仕方ねーだろ、あきらめろと最初は諭してたんだが、よく話を聞いてみると、どうもおかしい。
劇にはいろんな動物や妖精や探検家が登場するらしく、女の子の一番人気は妖精。妹も当然妖精がやりたかったようだ。
希望者多数だったので、決定は恨みっこなしのジャンケンにゆだねられるも、妹は見事勝ち抜いて妖精5人のうちの一人に選ばれた。
ところが、先生が「○○ちゃん(妹)は動物の方がいいんじゃない」と妹を妖精役から外したという。
そんな馬鹿なと思いながら、俺はすぐに保育園に電話して確かめた。
そこで分かったのは、劇の衣装は保護者が作らなければいけないこと。
そして、妖精のひらひらの衣装はとても難しく、俺の家では無理だと判断され、お面などを作れば済む動物役に妹が割り振られたことだった。
先生も悪気があった訳じゃないんだろうが、俺は妹に母親がいない引け目をなるべく感じさせたくなくてそれまで頑張ってきただけに、かなりショックで、妹にも申し訳なかった。
それで、裁縫なんて家庭科実習とボタン付けくらいしか経験がなかったくせに「絶対にちゃんと作るから妹を妖精役にしてやってくれ」って頼み込んだ。
結局、先生が根負けして妖精は6人になった。
それから、俺は放課後になると学校の家庭科室に通い詰めた。
家にミシンなんてなかったし、保育園からもらってきた材料と型紙だけじゃ全然意味不明だったから、家庭科の教師に教わりに行ったんだ。
受験生だったし、教師も同情して「作ってあげる」って言ってくれたけど、俺は意地でも自分の手で縫い上げてやりたかった。
ほかの子と同じように、家族が愛情込めて作った衣装で舞台に立たせてやりたかったんだ。
2週間ほとんど掛かりっきりになって、ようやく衣装は完成した。
スパンコールをたくさん縫いつけた、ふんわり広がるスカートに、レースを使った羽根、花の形の襟元。
縫い目なんかはよく見るとガタガタだったんだけど、普通に着てる分には、他の子と全然変わらなかったと思う。
初めて妹に見せた時の歓声は今でも忘れられない。
着せてやった時の最高の笑顔も、本番の舞台でのまじめくさった顔も、その夜、衣装を着たまま寝ちゃった寝顔もずっと覚えてる。
実は妹が近々嫁に行くことになってさ。
こないだ、披露宴で流すビデオに使うとかで、小さい頃俺が撮ってやったビデオごっそり持ってったんだけど、あのお遊戯会の映像流れたらやばいw確実に泣く。妹は多分衣装のこと覚えてないし、
映像は俺が号泣してたせいでぶれまくりだから大丈夫とは思うが…
【それから6ヶ月後の2010年8月】
5月の予定だった妹の結婚式は、結局先週ようやく挙げられた。
俺の入院のせいで延期させてしまって、ほんと申し訳なかった。
兄貴として情けない、最後の最後で妹の幸せを邪魔するとは。
妹は綺麗だった。
本当に綺麗で綺麗でまぶしくて立派で輝いてて、でもなんか俺がつききりで世話してたころのちびの顔そのまんまな気がした。
何でかな、大きくなってからはあんまりそんなこと感じなかったのに、ウェディングドレス着て完璧にメイクしてるのに、見れば見るほど泣きべそかいてたちっちゃいころそのまんまで思わず笑ったつもりが号泣してしまった。
絶対泣かないとか無理に決まってるのに強がってた俺が馬鹿だった。
しかも最後に、これが一番の宝物、嫁入り道具に持っていくって。
あのときの衣装だった。
とっくに捨てたか失くしたと思ってた妖精の衣装
どっから見つけてきたんだお前
笑おうとするたびに涙出ちゃって恥ずかしいやらみっともないやら
改めて見ると縫い目引きつれてひどい出来、なんか糸ほつれまくってるし。
そしたらバックのスクリーンにお遊戯会の映像だよ
隠してたはずがコピーとってやがったちくしょう
もういいだろ、俺泣いてるだろ
目的は達成したはずなのに何だこの追い討ち
お前の方も泣きすぎてぐっしゃぐしゃのふにゃふにゃになってんじゃねーか
しゃくり上げてまともにしゃべれもしない
せっかくの化粧も落ちちゃってますますあのころの妹の顔になった
これからこいつを守ってくのは旦那の役目になるんだと思ったら
ほっとしたような、寂しいような、誇らしいような
やっぱ寂しいです
私はどちらかというとこちらのほうが新年!という感じがしているのですが、ということは今日は大晦日ということになるのですが
(^^)
最近、とってもうれしいプレゼントをいただいたとき、
『いつも生かされ 愛されていること。
あたりまえであり、あたりまえでないこと。
全て神様の大いなる愛があってこそ。』
とメッセージが添えられてありました。
そのとき、家族って、あたりまえであってあたりまえでないな~と感じました。
そう感じてみると、そこにいてくれていること、ただそれだけでもありがたくて、泣きそうになりました。
今日はこれから美味しいものを持って、両親のところでまったりしようと思います~♪♪♪
最近読んで、心がほのぼの温かくなったお話がいくつかあります。
みなさんも鍋を囲んであったかい大晦日をお過ごしくださいね。
【 プロポーズ 】
「魂が震える話」より
00526431s@merumo.ne.jp
(空メール送信で登録♪)
僕のおじいちゃんは、某有名大学出身でとても頭も賢く、運動神経も抜群で、
小さい頃はよく勉強やスポーツなど、色々とおじいちゃんに教えてもらっていた。
しかし、今はおじいちゃんに勉強を教えてもらっていない。
正確に言えば、教えてもらう事が出来なくなってしまった・・・。
僕が高校2年生になった頃、
おじいちゃんは認知症になってしまったのだ。
今では僕の事も、実の娘の僕の母親の事も分からなくなってしまって、
いつも僕たちに「はじめまして」とあいさつをしてくる。
唯一、奥さんである僕のおばあちゃんの事は分かっているみたいだったけど、
ここ最近になって、おばあちゃんの事もわからなくなってしまった。
しかし、おばあちゃんは毎日笑顔で懸命におじいちゃんの世話をしていた。
今年の年初め、
家族みんなで集まって家でごはんを食べようとなり、久々に家族全員で集まる事になった。
家族の誰一人分からなくなってしまって、
とても緊張をしているおじいちゃんに、
おばあちゃんが笑顔で家族のみんなを紹介していった。
すると、
いきなりおじいちゃんは真剣な顔をしておばあちゃんに話し出した。
「あなたは本当に素晴らしいお方だ。
いつも素敵な笑顔で僕に笑いかけてくれる・・・
あなたが笑ってくれたら僕はとても幸せな気持ちになれます。
もし、独り身ならば僕と結婚をしてくれませんか?」
家族全員の前でのプロポーズだった。
2回目のプロポーズに、
涙をぽろぽろこぼしながら、
おばあちゃんは笑顔で「はい。」と答えた。
【 妖精 】
ある男性
2010年2月
俺には妹がいるんだが、これが何と10も年が離れてる。
しかも俺が13、妹が3歳の時に母親が死んじまったんで、俺が母親代わり(父親は生きてるからさ)みたいなもんだった。
父親は仕事で忙しかったから、妹の世話はほぼ俺の担当。
飯食わせたり風呂入れたり、つたないながらも自分なりに一生懸命やってたと思う。
妹が5歳の時のこと。
保育園に妹を迎えに行ったら、なぜか大泣きしてやがる。
その日、お遊戯会の役を決めたんだが、妹はやりたかった役になれなかったらしい。
まあそれは仕方ねーだろ、あきらめろと最初は諭してたんだが、よく話を聞いてみると、どうもおかしい。
劇にはいろんな動物や妖精や探検家が登場するらしく、女の子の一番人気は妖精。妹も当然妖精がやりたかったようだ。
希望者多数だったので、決定は恨みっこなしのジャンケンにゆだねられるも、妹は見事勝ち抜いて妖精5人のうちの一人に選ばれた。
ところが、先生が「○○ちゃん(妹)は動物の方がいいんじゃない」と妹を妖精役から外したという。
そんな馬鹿なと思いながら、俺はすぐに保育園に電話して確かめた。
そこで分かったのは、劇の衣装は保護者が作らなければいけないこと。
そして、妖精のひらひらの衣装はとても難しく、俺の家では無理だと判断され、お面などを作れば済む動物役に妹が割り振られたことだった。
先生も悪気があった訳じゃないんだろうが、俺は妹に母親がいない引け目をなるべく感じさせたくなくてそれまで頑張ってきただけに、かなりショックで、妹にも申し訳なかった。
それで、裁縫なんて家庭科実習とボタン付けくらいしか経験がなかったくせに「絶対にちゃんと作るから妹を妖精役にしてやってくれ」って頼み込んだ。
結局、先生が根負けして妖精は6人になった。
それから、俺は放課後になると学校の家庭科室に通い詰めた。
家にミシンなんてなかったし、保育園からもらってきた材料と型紙だけじゃ全然意味不明だったから、家庭科の教師に教わりに行ったんだ。
受験生だったし、教師も同情して「作ってあげる」って言ってくれたけど、俺は意地でも自分の手で縫い上げてやりたかった。
ほかの子と同じように、家族が愛情込めて作った衣装で舞台に立たせてやりたかったんだ。
2週間ほとんど掛かりっきりになって、ようやく衣装は完成した。
スパンコールをたくさん縫いつけた、ふんわり広がるスカートに、レースを使った羽根、花の形の襟元。
縫い目なんかはよく見るとガタガタだったんだけど、普通に着てる分には、他の子と全然変わらなかったと思う。
初めて妹に見せた時の歓声は今でも忘れられない。
着せてやった時の最高の笑顔も、本番の舞台でのまじめくさった顔も、その夜、衣装を着たまま寝ちゃった寝顔もずっと覚えてる。
実は妹が近々嫁に行くことになってさ。
こないだ、披露宴で流すビデオに使うとかで、小さい頃俺が撮ってやったビデオごっそり持ってったんだけど、あのお遊戯会の映像流れたらやばいw確実に泣く。妹は多分衣装のこと覚えてないし、
映像は俺が号泣してたせいでぶれまくりだから大丈夫とは思うが…
【それから6ヶ月後の2010年8月】
5月の予定だった妹の結婚式は、結局先週ようやく挙げられた。
俺の入院のせいで延期させてしまって、ほんと申し訳なかった。
兄貴として情けない、最後の最後で妹の幸せを邪魔するとは。
妹は綺麗だった。
本当に綺麗で綺麗でまぶしくて立派で輝いてて、でもなんか俺がつききりで世話してたころのちびの顔そのまんまな気がした。
何でかな、大きくなってからはあんまりそんなこと感じなかったのに、ウェディングドレス着て完璧にメイクしてるのに、見れば見るほど泣きべそかいてたちっちゃいころそのまんまで思わず笑ったつもりが号泣してしまった。
絶対泣かないとか無理に決まってるのに強がってた俺が馬鹿だった。
しかも最後に、これが一番の宝物、嫁入り道具に持っていくって。
あのときの衣装だった。
とっくに捨てたか失くしたと思ってた妖精の衣装
どっから見つけてきたんだお前
笑おうとするたびに涙出ちゃって恥ずかしいやらみっともないやら
改めて見ると縫い目引きつれてひどい出来、なんか糸ほつれまくってるし。
そしたらバックのスクリーンにお遊戯会の映像だよ
隠してたはずがコピーとってやがったちくしょう
もういいだろ、俺泣いてるだろ
目的は達成したはずなのに何だこの追い討ち
お前の方も泣きすぎてぐっしゃぐしゃのふにゃふにゃになってんじゃねーか
しゃくり上げてまともにしゃべれもしない
せっかくの化粧も落ちちゃってますますあのころの妹の顔になった
これからこいつを守ってくのは旦那の役目になるんだと思ったら
ほっとしたような、寂しいような、誇らしいような
やっぱ寂しいです
by shantifuji
| 2012-01-22 11:18
| ひとり言